喜太丸お疲れさまでした
祖父達が50年以上ちりめん(しらす)漁に出港していた船、「喜太丸」。
地元の漁港に佇む6隻の雄々しい姿を、小さいころから誇らしく感じておりました。
このちりめんで得た資金ではじめたのが、赤坂水産の養殖事業です。
私も真鯛の養殖を任されるようになるまでは、養殖の傍らでちりめん漁に出向いておりました。
漁では、自然や船員のおじさん達から厳しい洗礼を受けました。
しかし、罵声を浴びながら、指がちぎれるような思いでちりめんを引き揚げる日々がなければ、今の私はなかったと思います。
白寿真鯛をブランド化した3年前に生涯漁師だった祖父が92歳で他界しました。他の船員のおじさん達も高齢化が進み、最近では漁に出る日もめっぽう少なくなっていました。
そして今年、船員のおじさん達が6隻の船を手放す決意をしたようです。
おじさんたち、そして喜太丸、50年以上お疲れさまでした。
長い間赤坂水産を支えてくれて本当にありがとう。
…そう思いながらも、6隻分ぽっかりと空いた地元の漁港を見て、寂しい思いを感じていました。
そんな船の1隻が、なんとYouTubeをしている若き漁師さんのもとに!
船を見て喜ぶ漁師さんを見て、元船員のおじさん達も嬉しそうでした。
本当にありがとうございます✨
私や赤坂水産を育ててくれた船が、これからも若き漁師さんの元で活躍すると思うと本当に嬉しく思います!
嘉政さん、頑張って下さい🔥
私も水産資源を増やす取組を続けてまいります